英王室のアンドルー王子の騒動に関して思うこと

最近、ずっと、世間を騒がせている英国王室のアンドルー王子の性的虐待事件の裁判。英王室は13日、アンドルー王子が軍の肩書や王族としての後援者の地位をはく奪されたと発表しました。「殿下」の敬称も公的には放棄し、アンドルー王子の役職はすべてエリザベス女王に返上され、今後、他の王室メンバーに割り当てられ、王子には戻らないということです。

私はあまり英国王室には詳しくないのですが、これを聞いてまず思ったことは、エリザベス女王、お可哀想に。。。

 

今年、95歳、在位70周年を迎えられる、女王陛下。去年、夫のフィリップ殿下を亡くされて、まだまだ寂しいでしょうに、こんな大騒ぎ。普通に、95歳って、かなりなお歳なのに、身内のスキャンダル続きで、本当にお気の毒です。女王陛下にとって、お気に入りの息子さんである、アンドルー王子。王室のバックアップがなくなった裁判の行方が気になります。母としての心情を想像してみると、やり切れないだろうなと思います。

ホントに王室の方々って大変ですよね。それがお仕事と言えど、外に一歩出れば、一秒たりとも気を抜くことが許されない。何かあったときは、地の果てまでマスコミが騒ぎ続ける。客寄せパンダじゃないんだから!と、たまに思います。ハリー王子がグレてしまったのも、当然と言えば、当然の結果です。

 

ところで、英国の北半分のスコットランドのお国楽器、バグパイプを、皆様はご存知でしょうか?袋に筒が5本ついてて、その一本から息を吹き込んで、残りの四本の筒の中に入ったリードを鳴らします。バグパイプ自体はヨーロッパ全土に様々な形態がありますが、スコットランドの物が一番有名です。

スコットランドの女王でもあるエリザベス陛下には、当然、専属のパイパー(パイプ奏者のこと)が就いています。数年前のエピソードですが、その専属パイパーの奥さんが癌で余命僅かと診断されました。伝統を重んじる事で有名な女王陛下は、そのニュースを聞いて、奥さんと残り僅かな時間を過ごせるようにと、この専属パイパーの任を解き、後任も引き継ぎも無しで、即日お城を去ることを許可しました。こんな心温まる、お優しい、エリザベス女王陛下。次のお誕生日で、私の大好きだった祖母と同じ年齢になります。どうか、これ以上、身内のスキャンダルで騒がれることなく、いつまでもお元気で過ごして頂きたいと思っています。

次期王であるチャールズ王子はカミラ夫人とくっついた後は騒ぎを起こしていないし、その次に王位を継ぐ、ウィリアム王子はしっかりして人気もあるので、その辺は安心していらっしゃるんじゃないかなーと、勝手に想像しています。

そういえば、ウィリアム王子の奥さん、キャサリン妃ってタフですよね。王子、王女を産んで、すぐに赤ちゃんを抱いて、お目見えして、しかも笑顔でハイヒール!!同じく、子供を産んでいる身としては、絶対無理な芸当です(笑)。

 

最後に、去年のクリスマスイブに、2018年に100周年を迎えた英国空軍に付属しているパイプバンドが、空軍の楽隊とダックを組んで、女王陛下のために一曲出しました。トランペットのゴージャスなファンファーレから始まるこの一曲、元吹奏楽部としては、かなり気に入っています。タイトルは

Elizabeth R - The Queen of our Time

Elizabeth R - The Queen of our Time (feat. Chris Gray) - Single

Elizabeth R - The Queen of our Time (feat. Chris Gray) - Single

  • Royal Air Force Central Scotland Pipes and Drums & Central Band of the Royal Air Force
  • インストゥルメンタル
  • ¥204

和訳は、エリザベス R-我々の時代の女王、って感じでしょうか?

売り上げはYound mindsというメンタルヘルスのチャリティーに寄付されるそうです。もし、気になった方は、是非、聴いてみてください!

 

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