春休み・おまけ 英国最北の動物園

春休み小旅行のオマケ、一旦家に帰って、日曜日にもう一度家族でお出かけしました。エディンバラ動物園の姉妹園であるHighland Wildlife Parkに行きました。エディンバラ、インバネス間を繋ぐ、メインルートA9の途中にあるKingussieと言う町/村の動物園で、ここは寒い地方に住んでいる動物たちを集めてあります。エディンバラから移動した動物たちも何種類か居ます。

園の遠景

ここはエリアは広いのですが、動物の種類は少なく、20種類ほど。園の半分はサファリになっていて、車で回ります。エディンバラとは違って広々としていて人も少なく、のんびり出来る所です。

歩いて回れるところには、スコットランドの山猫が居ます。

ハンサムな山猫

家猫との交配によって、この山猫は絶滅寸前です。もう自然界では回復出来ないだろうとのこと。今、日本ではニホンザルとアカゲザルとの交配が心配されていますが、早めに手を打たないと、この山猫のような事になってしまいそうなので、心配ですね。

ちなみにここにはニホンザルも居ます。30頭位の小さな群れで、山の斜面に池付きの施設で快適そうです。そして虎や雪豹がいます。

雪豹

北極狐

北極狐もいます。冬は白、夏は灰色の毛皮でいつもは結構外にでてきてくれるのですが、今日はお昼寝中。白い毛皮を見たかったのに残念。

そして、白熊に子供が産まれました。数ヶ月前に巣穴から出てきたばっかりでとてもかわいらしい時期なので、折角だから見に行きました。ちょうど運良く外で遊んでいて、とても可愛かったです。

遠いけど白熊の親子

この園には白熊の小屋が二箇所あり、一箇所は入口近く、もう一箇所、雌の居る場所は園の奥の方にあり、できるだけ離してあります。出来るだけ自然界に近い状態で飼育する努力を感じます。

この雌の白熊小屋の近くに非公開のアムールレパードの小屋があります。野生では100頭ほどしか残っていないので、スコットランドの山猫と同じく、存続は風前の灯です。非公開にする最大の利点は人との接触が無いことです。飼育した動物を野生に話す際の問題点の1つである人に慣れているという点が排除できます。ただどんなに頑張っても生息地の減少が一番の問題なのですがね。。。

Grey Wolfの一家

この園には珍しく狼も居ます。他の動物たちとはちょっと離れた所に住んでいて、隣には野生では餌であるはずのトナカイの小屋が。。。いいのか?精神上よくないんじゃない??

サファリの部分は、バイソンや、野生の馬、ヘラジカや赤鹿など、草食動物がのんびり草を食んでいます。

Elk。ヘラジカです

いつもこの場所に居る赤鹿の群れ

自然をそのまま柵で囲んだ状態なので、オイスターキャッチャーや、ガチョウなどの野生の鳥も各所で見られます。

今回はイースターの最中ということで、エッグハントもやっていました。看板が各所に立っていて、そこで次の動物のヒントとパスワードを一文字ずつを集めていって、最後にQRコードをスキャンし、そこのページをアンロックすると、お土産屋さんでプレゼントが貰えるというシステムです。

こんな感じでヒントが書いてあります

看板は動物のミニ知識が書いてあり、教育的。お土産屋さんでは、何かを買わないといけないのがちょっとセコいけど、記念鉛筆とカードを買いました。そしてプレゼントはシールでした。

プラスチック無使用のシール。環境に気を使っていて嬉しいですね

エディンバラと違ってそれなりに近所なので日帰りでのんびり行ってきました。