スコットランドで日本のパスポートをゲットする

春休みを利用して子供達の日本のパスポートをゲットしてきました。

その理由は夏休みに帰国するからです。久々の夏の帰国、最近の日本は危険的に猛暑なので大丈夫かなぁ。。。うちの子供達は生まれも育ちも寒い国。気温が20度以上になったら真夏日なので、溶けないだろうか。。。

私、夏バテって暑さのせいじゃないと思うんですよね。冷房の効いた部屋から暑い場所への行ったり来たり。この急な温度差が一番体に来ると思うんです。冷房より扇風機が良いけど、きっとそんな物じゃ間に合わないほど暑くなるんだろうなあ。。。

ロシアーウクライナの騒動の影響で、予約した飛行機がキャンセルになって日程変更になったりとトラブル発生してますが、まぁパスポートを取った時の話しに戻りましょう。

スコットランドはすべてエディンバラ領事館の管轄になります。あまりお世話になることはなく、連絡取る時はちょっとドキドキしてしまいます。日本語で丁寧にメールを書くなんて、領事館宛くらいなものなので、毎回難儀しています。フォーマルな場面では英語の方が楽です。日本を出たのが中学の時なのでビジネス用に日本語の文章を書く経験が少ないのです。。。

スコットランドは広いので、北の方に住んでいると領事館に行くのも一苦労です。エディンバラ領事館は優しく、北東の大きな街、アバディーンにたまに出張に来てくれたり、遠方の人、ハイランド在住などの人には一日でパスポートを発行してくれます(事前連絡必須)。

前にドイツに居た時に、パスポート発行は、申請しに行って、受け取りはまた別の日に行かないといけないと聞いたので、大変だなーと思いました。ドイツってとても広いんですよ。電車も結構高いし。高速は制限速度がないので怖いし。

只今、領事館はコロナ対策で、完全予約制になっているらしく、パスポート申請は9時半、10時、10時半の枠で、受け取りは2時半、3時の枠を設けてありました。その辺は電話で予約を取る時に決めました。

必要なものは

  • 申込書。こちらは日本でも使用する同じオンラインフォームで記入してダウンロード&署名。折り曲げ厳禁
  • 写真 サイズ指定が厳しい
  • 戸籍謄(抄)!!!
  • 本人たちの英国のパスポート。2重国籍の子供なので、英国滞在の証明は必要なし。
  • 両親のパスポート。

申込書は、オンラインで記入して、本人達の署名。。。日本語での署名なんて初めてだったので手こずりましたが、何とかオッケー。2人分の申請で、時間がちょっと心配だったので、先にスキャンしてメールに添付してチェックをしてもらいました。そしたら間違った所があったので、先に確認してもらってよかったです。

写真は、自宅で撮りました。特に下の子なんてまっすぐ前見てるわけないし、光の具合など試行錯誤してなんとか撮影。オンラインのパスポート写真作成のサイトでポチッ。

makepassportphoto.comそれをダウンロードして、家のプリンターで印刷です。手間はかかるけど、自分の納得いく写真が取れるし、何より安上がりです。

そして問題の戸籍謄本!!!!!!!!

このシステム、本当にどうにかして欲しい。海外に住んでると、入手が大変なんですよ。親に急遽メールを送ってSOS。これ、電子化できないの?てか、有効期限とか付けないで欲しい。。。同じお役所なんだからサー、データ見て調べてほしいわ。

ちなみに謄本は戸籍に乗っている全員、抄本は戸籍の中の目的の1人のみの情報を抜き出します。今回は2人分だったので謄本を取ったほうが安く上がります。

念の為に、婚姻届や、印鑑も持っていきましたが、必要ありませんでした。

そして当日、時間どおりに窓口で受付。エディンバラ領事館は、エディンバラの街のセンター、他国の領事館も集まっている高級な通りにあります。

領事館前の道に建っている彫像。何処かのお偉い政治家さん


駐車場は無く、有料の路駐になりますが、ベラボウに高いので降りてから、旦那に車と一緒にそのへんを運転してきてもらいました。

書類には何の問題なく、午後に受け取りに来てくださいとの事。

受け取りに行くと、対応してくれたのは外国人の方でした。とても綺麗な日本語を完璧に話していて、内心、うっとり。尊敬します。。。

新しいデザインのパスポートはページに富士36景の絵が載っていてオシャレです。

そして、申請料は1人頭£41(6600円)。現金のみ、お釣りなし。英国は現金なんて最後に使ったのはいつだか覚えてないくらいなカード社会なので、現金ねー、なんて言われてしまうと面食らってしまいます。案の定、お札を数え間違えたり。。。

 

英国のパスポート取得とは幾つか違う点がありますので、リストアップしてみます。

まず、こちらではオンラインで出来てしまいます。この辺、日本のお役所は変にデジタル化遅いですよね。技術最先端な国のはずなのに。お役人は頭が硬いのか?

オンラインになる前は、日本では市役所に行きますが、こちらでは郵便局でやっていました。大抵の大きい郵便局はパスポートの申し込みができるので、そちらで郵便局の人と喧嘩しながら申請します。

日本では身分証明に戸籍を使いますが、こちらにはそのようなシステムはありません。状況に応じて、出産証明やら、住民税の請求書などを使います。

そして、もう一つのこちらの証明方法は写真の裏と申込書に、世間的に信頼のある人に、本人ですという署名をしてもらいます。お医者さん、先生、警察官などまあ知人に1人くらいは居るだろうというという感じなので、そう困りません。面倒くさいですけどね。日本のわざわざ戸籍を取りに行く面倒くささに比べたらこっちのほうが楽かな?

 

そんなこんなで、無事にパスポートをゲットしました。はー、よかった。よかった。