パンケーキ火曜日と灰の水曜日

昨日、キリスト教が主な英国ではパンケーキ火曜日でした。このパンケーキ火曜日Pan cake Tuesdayは英国の数少ない年間行事で、灰の水曜日の前日に行われます。
パンケーキ・デーは、キリスト教信者が復活祭前に行う40日の断食期間レント(四旬節と呼び、日曜日は除く)を前に、戸棚の中の卵や牛乳などを消費するため、あるいは卵や牛乳で滋養を摂っておくため、パンケーキを作ったのが始まりと言われています。
これは歴史的にShrovetideとして知られているキリスト教の典礼シーズンの最後の日であり、四旬節の懲罰的な次の40日間の四旬節の犠牲としてあきらめる可能性のある食べ物にふけるなどのる慣習があります。また、これまでの罪を悔い改め、魂を清めて、四旬節前の最後の食事の機会を祝う日であります。
そして翌日の灰の水曜日からの6週間懺悔の後にイースター、イエス・キリストの復活祭です。

パンケーキ火曜日は復活祭と連動するので、毎年、日にちが変更します。
今年はイースターが遅めなので、今年のパンケーキ火曜日はバレンタイの後でしたね。
イースターは毎年、春分の日の後に来る最初の満月を迎えた後の、最初の日曜日です。ただし、最初の満月が最初の日曜日だった場合は一週間延期です。なんか、難しい。。。

実際翌日からの断食を行うのは聖職者のみですが、パンケーキを食べる風習だけは一般市民の生活に残っています。また、そこまで宗教熱心でなくてもこの期間に何かを我慢するという風習はあります。チョコを我慢したり、コーヒーを我慢したりと、やる人はやります。

英国のパンケーキの定義は、日本のホットケーキタイプのものから、クレープまで、幅が広いです。大抵クレープはクレープで通りますが、クレープよりちょっと分厚目のものはしっかりパンケーキ換算です。

我が家では毎年クレープを焼いているのですが、今年は怪獣が一匹具合が悪くてその対応に追われていたので出来ませんでした。

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その代わりにお好み焼き!!ジャパニーズパンケーキ!!!こちらで購入した四角い鉄板焼きを使いキッチンで調理。今回は奮発してホタテのバター焼きも追加です。

お好み焼き

お好み焼きは、家族皆好きなのでいいんです。美味しく食べてもらえれば(笑)

さて、私は当然キリスト教徒ではありませんが、レントは毎年やっています。ダイエットに丁度いいんです。行事になっていると言うか、皆がやっているからか、それともゴールの期間が決まっているからなのかはわかりませんが、何となく自分で始めるよりも、気合が入るのです。制限は断食ではなく、ただお菓子を食べないようにするだけです。何となく目的というか、口実があると続けられます。この間始めたゆるーいダイエットをもうちょっとしっかり実践する期間。ちょっとは夏前に細くなれるかな?!