ジンジャーブレットハウス

ちょっと時期が過ぎてしまいましたが、クリスマスの時期に、こちらではジンジャーブレットハウスを作ります。

映画シュレックでお馴染みのジンジャーブレッドマン、あれの家バージョンです。生姜入りのビスケットを家の形に焼いて、飾り付けます。

我が家ではもっぱら子供用に作ります。

 

まずは、クッキーの生地を作ります。私はこちらのレシピを使っています。このレシピだと、かなり大量に出来るので、3/4から半分の量くらいが丁度いいです。

cookpad.com今年はベーキングパウダーをうっかり入れ忘れたので、当然ながら全く膨らまず、堅焼きのような硬いビスケットになってしまいました。

皆様もお気をつけください(笑)。

便利なハウスのクッキー型

便利なハウスのクッキー型

何年か前に、お店でハウスのクッキーの型を見つけたので、我が家ではそれを毎年使っています。無い場合は紙を好きな形に切って、それを型紙に使うといいと思います。

 

便利なハウスのクッキー型。中身

便利なハウスのクッキー型。中身

ジンジャーブレットマンやツリーの型もオマケで入っています。

 

焼き上がりました!が、写真を撮るのを忘れました。焼いてすぐ後は熱く柔らかいので、ラックの上ではなく平らな場所で冷まします。じゃないと曲がります(経験者は語る)

そして組み立てます。組み立てにはアイシングを使います。アイシングを作り、壁などの接続面に塗り、くっつけ、固まるまでそおっと置いておきます。

アイシングは日本ではメレンゲ、粉砂糖、牛乳または水で行けますが、英国は生卵を生食する習慣がないため、サルモネラ菌が心配ですね。なので、粉砂糖と水だけで頑張ります。卵白を使うより固まるのに時間がかかるので、一晩放置です。

粉砂糖と水の対比は、目分量です。水にガンガン、粉砂糖を混ぜていき、必要な硬さになるまで、練り上げます。かなり混ぜないと垂れてきます。目安としては硬めのピーナッツバターくらいでしょうか。

組み立て中

組み立て中

塗ったら、缶詰なので倒れてこないように補強して、一晩放置です。

家が建ちました

家が建ちました

一晩明けて、固まったら、お楽しみの飾り付けです。ここは、アイシングだけ練り上げて、子供に丸投げです。アイシングは組み立て用よりちょっと緩めに。絞り出す場合は、水飴くらいにしないと絞り袋が破けます(再び経験者は語る)。

飾りはお好みで。今年は星のチョコレートを見つけたので、それとマーブルチョコ(英国版。Smartiesと呼ばれています)。後、正体不明の砂糖のMillionsというピンクのお菓子。旦那情報によると、こちらの駄菓子の様な存在のようです。それからグミの様なお菓子。

完成した、食べる直前の家

完成した、食べる直前の家

好きなように飾ってもらったら、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたいな物が出来上がりました。去年に比べて、だいぶ上達しました!

忍び寄る破壊の手(笑)

忍び寄る破壊の手(笑)

そして、食べます。クリスマスの日からバキバキっと家を破壊しながら、飾りをむしり取りながら食べます。クッキーが、わりかし甘さ控えめなので、アイシングが付いて、丁度いい甘さです。

涙を誘う無残な家

涙を誘う無残な家

こんな感じに、どんどん破壊されて、お菓子ながら、中々、同情を誘います。

瓦礫の下で過ごす最後の夜

瓦礫の下で過ごす最後の夜

こうして、我が家のジンジャーブレットハウスは、新年を待たずに食べ尽くされましたとさ。