春休みその1・ピーターラビット縁の地に行く

春休み中に家族で南の方へ小旅行に行きました。

いつもはどこかへ長距離ドライブをする時は基本的に朝5時位に出発して、観光客のトロトロ車や自転車が居ないうちに山道を抜けてしまうのですが、今回はのんびり9時に出発しました。

本日の目的地はピーターラビットの作者、ベアトリクスポッター縁の土地、避暑地のDunkeld という所に行きました。スコットランドの首都、エディンバラから北上するメインルートであるA9にある小さな町です。大体エディンバラからは車で1時間くらいです。

www.birnamarts.com正確にはDunkeld の隣りにあるBirnanという小さい村です。ここにはBirnan Artsという小さい美術館、カフェ、スタジオなどカルチャー系の物が色々と入っている建物があります。その建物の一部が常時公開のベアトリクスポッターコーナーです。教室一室も無いくらいの小さいコーナーですが、ベアトリクスが避暑に来たときの様子とその時親しかったチャールズ・マッキントッシュとの手紙などが展示してあります。

湖水地方のポッターの家よりも資料館然とした場所です。

入場料は大人2x子供2で£10でした。(1600円くらい)

ピーターラビットと言うと湖水地方というイメージですが、ベアトリクスはロンドンの生まれで、子供の頃は避暑にスコットランドに来ていました。この時代、ビクトリア女王がバルモラル城に避暑に行ったのをキッカケに、上流階級ではスコットランドで避暑地を持つのが流行っていました。

ベアトリクスはこの地で自然に興味を持ち、様々なスケッチや、特にキノコ類について色々と描いた物が展示してあり、そこから始まったパースシャーの自然博士、チャールズ・マッキントッシュとの交流やお手紙などがおいてあります。

そしてピーターラビットの元になったお手紙を書いたのもこの地域からです。

ピーターラビットの元になったお手紙

蛙のFisherやハリネズミのMrs Tiggy-Winkleのアイディアもこの地域で生まれたもので、それに関しても幾つか展示がありました。

Mrs Tiggy Winkleの洗濯道具

そしてディスプレイには様々なピーターグッツが展示してあり、もちろんお土産屋さんもあります。

展示品の中に日本語の本発見、しかも古本

子供が遊べるコーナーもあり。大人が展示を読んている間に、子供は子供でいい感じに遊べる場所です。小さい場所なので迷子になる必要もないし。

小さいガーデンが外にあり、そこは外と繋がっていて、出入り自由です。

ハリネズミ、狐、うさぎと蛙の銅像がそこここに置いてあって可愛らしいです。

全体を見ても1時間もかからない小さいところなので、それ目当てで行くとガッカリですが、ちょっと寄るくらいならいい感じのところだと思います。

ここでお昼(サンドイッチ持参)を食べて、午後はいつもこのA9を通る時に気になっていたハイキングコースに挑戦です。

『メリダとおそろしの森』の考察・その4 ー 言語編

ディズニー唯一のオリジナル作品、メリダとおそろしの森、英名Braveの感想にこきつけて、スコットランドを解説してしまおうのコーナーです。まだまだネタは尽きません(笑)。

今回は言語について。

日本語吹き替えで視てしまうと全く気が付かないと思いますが、この映画、バリッバリのスコットランド訛りなんですよね。日本語訳はズーズー弁辺りでやっていると想像してくれると訛りの程度として分かりかと。。。(いや、理解できなくなるし(笑)

旦那によると大体スコットランド中央部くらいの訛り方だとか。私もスコットランドの訛りも何種類か聞き分けれるのですが、どの地方かまで言い当てるのは無理です。精進します(笑)

ちなみにグラスゴーとかアバディーンは稀に現地人でも、はぃ?!ってくらい訛るので、一体どんだけ訛ってんのさ。確かに、昔アバディーンに行った時にタクシーの運ちゃんが言ってることが一言も分からなかったのは衝撃でした。

良く外国人の方が大阪あたりで生活を始めて、大阪弁を標準語だと思ってしまうという話を聞きますが、こちらでも同じです。スコットランドで生活を始めた私は、仕事でロンドン近く、つまりBBCのニュースに出てくるようなクイーンズイングリッシュをしゃべる場所に行くまで、自分の訛りも友達の訛りにも気が付きませんでした。友達に会いにスコットランドに遊びに帰った時に、初めて友達が訛っていることに気が付きました。

大学のサークルでは色々な出身地の人と混ざり合っていたのに、全くその辺は認識してい無かったみたいです。

今でも、スコットランドとイングランドは分かるけど、ウェールズは耳慣れていないので聞いてもきっと気が付きません。アメリカ、カナダ、オーストラリアは、皆同じ訛りに聞こえるし、アフリカ訛りなんて、未だに全然聞き取れません。

同じ英語なのに訛りって奥が深いですね。

 

この映画で、もう一つ特筆すべきはゲール語です。

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メリダとエレノア熊女王が森の中で一晩過ごす時の回想の場面。雷に怯えた小さいメリダを女王が優しく子守唄(?)を歌って安心させている所です。

あの歌は、英語では無くゲール語で歌われています。

ゲール語(Gaelic)は、インド・ヨーロッパ語族ケルト語派に属する言語でアイルランド語では Gaeilge、 スコットランド・ゲール語では Gàidhlig、マン島語では Gaelg といいます。発音や単語など似ているところもあるけれど、やはり別々の進化をしてきたのでそれぞれ違う言語です。

スコットランドでは主に西側諸島とハイランドで話されていますが、英語が主だけど、ゲール語も喋れるよんって感じです。約9万2千人がゲール語を理解できるらしいです。スコットランド、特にハイランドはやはりゲール語を推奨してるのでゲール語の学校も幾つかあり、大学にもゲール語の科があります。道路標識も、英語とゲール語と両方書いてあります。ゲール語は緑のフォントです。

インバネスだと英語だとInverness、ゲール語ではInbhir Nisとなります。なので、インバネスゲール語小学校はBun Sgoil(小学校) Ghaidhlig (ゲール語) Inbhir Nisとなります。

発音は英語にも出てこない発音が沢山あります。スコットランド訛り自体にも南のBBC英語には無い発音があるのですが、これはこのゲール語から来たものかと。

わかりやすい例で言うとLoch Ness。皆さんご存知ネス湖です。Lochはスコットランドの言葉で湖。この発音が日本語表記だとロッホなのですが、このホが日本語にもない発音です。ホとクを足して割って、更に咳き込んだような空気を押し出す感じで発音します。イングランド人も出来ないので、彼らがLochと発音するとやはり何か違うんですよね。

そして更に、このゲール語自体も訛りというか、土地よって綴や発音が違います。西側諸島の北と南でも色々と発音とか違うんですって。ゲール語、曲者すぎ(笑)。

エレノア女王の歌った歌の訳を書こうと思ったのですが、かなり長くなってしまったので、次回に回します。こうご期待(笑)

ホットクロスバンの味見の続き

前回に続けてホットクロスバンを食べ比べていきます。

今回は同じく英国に進出しているドイツ系格安スーパーLidlの品です。

こちらはAldiよりもちょっと品揃えが少なく、出回るのも2週間位遅いですね。今年のLidlのイースター戦略はギリギリまでイースター商品の品出しをしないようです。2週間前にようやく毎年お馴染みのイースターエッグなどのお菓子が出揃いました。

期間限定お菓子がちょっとの間しか売っていなくて寂しいけれど、クリスマスのようにイベント直前には既に売り切れ!なんて状況になるよりはこっちのほうが良いかな。

さて、メインのホットクロスバンですが、こちらのお店はこの通り。

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旬な広告の品!

Aldiとほぼ同じ味なんですよね。このパンに限らず、同じ味、同じ形の食べ物を色々なメーカーで見かけます。

例えば、5年くらい前にさやえんどうスナックが初めて英国で売り出されたのですが、ちょっとすると各スーパーでこぞって似たような物をオリジナルブレンドで出し始めました。日本だと訴えられそうですが、この辺は英国のルールはどうなってるんでしょうね。

話を戻して、今回はゲットしたのは:

  • リンゴとシナモン
  • トリプルチョコ
  • ベリーミックス
  • ブリオッシュ風

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買う予定がなかったブリオッシュ風。安くなっていたので思わず。。。

以上の四種です。

ざっと食べてみて、全体的にAldiの物より甘くなくしつこくないです。特にチョコレートはこちらの方が食べやすいです。

順位は

1位 ベリーミックス。クランベリーが沢山入ってて美味しい

2位 チョコ。程よい甘さでベリーグット。子供達にはやはりチョコは不動の一位でしたけど。。。

3位 リンゴ。全体的にリンゴ風味で、シナモンの味はあまりしなかったような。。。でもリンゴの欠片に当たるとそこが美味しい。

4位 ブリオッシュ風。ちょっとフワフワなだけで普通のホットクロスバンでした。

一通り目ぼしいものは制覇したし、イースターまでまだ日があるので、気に入ったものをリピしようと思います。とりあえず、来週に南に遠征するので、サンドイッチ用にAldiのチーズ&オニオン味を買ってこよう。

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そういえば、先週Lidlでお気に入りのクッキーを発見!!

このバターたっぷりのクッキーはクリスマス限定で出回る物で、かなり人気があるのか12月中旬には売り切れてしまいます。

人気があることを察知してくれたのか、イースターに志向を変えて復活しました。クリスマスと違って、クッキーに穴は空いて無く、飾りのツブツブも、黄色や緑で春っぽくなりました。とにかく、冬まで待たなくて良いのは嬉しい!!頂きます!!(そしてまた太る。。。

そして最後に、我が家のクロナキドリの卵が一個孵りました。後2つ!楽しみです。子供達もワクワクです。いいですねーこう、生命をすぐそばで感じられるのは。

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ピンクの塊が雛です

旬なホットクロスバンを食べ比べてみる

英国にはホットクロスバンというパンがあります。年中出回っていますが、元々はイースターに由来するパンです。

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十字架にかけられたキリストが、甦ったとされるイースター。キリストの受難と死の記念日、グッドフライデーに焼いたパンは魔除けと幸運をもたらす力があるといわれ、グッドフライデーにホットクロスバンを食べることで、断食と節制のシーズンが終わりを告げるとされています。表面の十字はイエス・キリストの受難を表しています。

ホットクロスバンズの歴史は古く、たくさんの伝承がありました。
1361年、英国の街でトマス・ロッククリフ神父という修道司が貧しい人々にパンを配りました。このパンは表面に十字架のカットが印がはいっており、これがホットクロスバンズの起源であったとされています。

ドライフルーツなどが入った甘いパンで、日本のレーズン入りのバターロールに似ていますが、シナモン味にして、バター風味を減らした感じです。上に小麦粉を練った生地で十字の飾りがつけられているのが特徴です。大抵、蜂蜜やシロップを上に塗ってあるので、表面はベタベタです。

去年辺りから、イースターの時期に色々な味のホットクロスバンが出回るようになったので、色々と買って食べ比べてみました。

Aldiというドイツ系安売りスーパーに色々と種類がありましたので買って食べ比べてみます。

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買ったのは

  • リンゴとシナモン
  • トリプルチョコレート
  • 苺とクリーム
  • チョコレートとキャラメル
  • ルーバブとカスタード
  • チーズと玉ねぎ

グルテンフリー、大きいブリオッシュとフルーツぎっしりは目新しい感じが無いので買いませんでした。

食べてみた感想は

同点一位でリンゴ&シナモンと苺&クリームが優勝です。

両方ともしっかりそれぞれのフルーツの味がします。苺の方は、クリームとホワイトチョコレートも入っているのですが甘さが程よく美味しいです。

二位はトリプルチョコレート。チョコの生地に、チョコレート2種類の塊が混ぜ込んであって、チョコ風味が豊かで美味しいです。ただ、かなり甘いのでそこが減点です。

三位はルーバブとカスタード。ルーバブ(rhubarb)というのは日本では見かけない野菜ですが、そば粉の原料であるソバや、野草として群生するイタドリと同じタデ科の植物です。見た目はフキに似た大きな葉っぱの下に、赤いセロリのような茎があります。

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酸味が強く、独特な味があり私はあまり得意ではないのでこの辺は独断と偏見入ってます(笑)今回のようにカスタードとダックを組むことがよくあります。食べてみた感想は、うん、ルバーブに当たればルバーブの味です。ただあまり細かく刻んでいないのか、あまりルバーブに当たらないので、70%くらいは普通の甘いパンです。

四位はチョコとキャラメル。チョコがちょっと入ってるくらいでキャラメルの味は特にしないので、ただの甘いパンでした。

場外はチーズと玉ねぎ。チーズオニオンパンとしては文句なしに美味しいんですが、こいつは、もはやホットクロスバンとは言えません。まず全然、甘くないし!!普通のパンとしてはサンドイッチなどに最適です。また買ってこよう!(え?)

子供が春休みなので消費が早い早い。あっという間になくなりました。Aldiと同系列でLidlというドイツ系のスーパーも幾つかの味を売り出しているようなので、イースター前に行って買い込んで来ようと思います。

英国のパブランチと公園めぐりの一日

昨日もスコットランドは晴天でした。週末にカラッと晴れ上がって予定が空いている日は滅多にないので、一日中子供たちと外出していました。

まず、土曜の朝は子供たちはスポーツクラブがあるので(やってる内容は鬼ごっこなどのゲーム色々)それに連れていきます。

年齢で分かれているので下の子を最初のクラブに送り込み、上の子と学校の裏の公園へ。朝はまだ冷えるので、寒い思いをしながら1時間遊びます。

結構広い芝生の沢山ある公園なので犬の散歩に沢山来ます。それは良いのですが、犬のの糞を持って帰らない人がなんと多いことか。

子供たちが走り回る芝生の上に、そのまま置き去りは当然、更には糞を入れた袋をベンチの上に置き去りにするとかその辺に放り出していくとか。。。すぐそこにゴミ箱あるんだけど、アンタの目は節穴ですか状態。

犬の飼うのならば責任を持って飼って欲しいものです。犬の後始末も飼い主の責任のうちです!!

下の子のクラブが終わったら入れ替わりで上の子のクラブが始まるのですが、昨日はその時間から仲のいい友達の誕生日パーティーなのでそちらに連れていきます。

そして下の子は、また学校の裏の公園へ。大分、度胸が付いたらしく結構難易度の高い遊具にも挑戦するようになりました。こうやってちょっとずつ成長していくのですね。

そうこうして12時を回りました。お腹が空いたので、近所のパブでパブランチです。開店が12時なので、開店と一緒になだれ込む(笑)というか、一番乗りで貸切状態。

パブというのは日本の居酒屋にあたる飲み屋です。

カウンターで飲み物を注文して好きな席に座って飲みます。ご飯を提供している場所では、案内されたり、席を自分で選んだりです。この辺はパブのオシャレ度によって変化します。ご飯の注文もカウンターまで出向いたり、聞きに来てくれたり。

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パブの定番メニュー。え?ダイエット中??チートデーと言うことで。。。

久々にジャンクなパブランチを味わいたかったので、バーガーとポテトフライを注文。サラダ付きなのが健康に気を使ってる証拠?!

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大人のものより更に不健康なキッズメニュー(笑)ボリューミー

子供はナゲットとポテト、そしてグリーンピースの茹でたもの。

この国では、パブなどでポピュラーな料理を出すお店には(イタリアンや中華専門ではない、スタンダードなメニューを出すお店と言う意味)必ずあるバーガーの項目。何処にでもある料理かつ無難な選択なのでハズレが少ないです。

そして注目すべきはポテトフライ。この必須アイテムのポテトフライはお店の美味しさを測る非常に良い目安になります。ポテトが美味しいお店は他の料理も期待できるという事です。

ここのポテトは絶品!子供のナゲットも皮がサクサクで美味しかったし、バーガーもジューシーでした。ここのパブ、街外れにある割には結構人気がある場所で、やっぱりオイシーーー!!ここでの食事はハズレに当たったことはありません。お値段も良心的。地元民はお気に入りです。

人気があるので、平日でもお昼時はテーブルが埋まります。昨日も、結構な数の予約が入っていたようです。

内装もちょっと古びた感じで、イングランドのパブを思い出させます。イングランドの田舎方の基本的に美味しいですね。観光地ではない村などではお客が地元民なので、頑張っているんでしょう。

そういえば、こちらの食事にはお冷やお茶は出てきません。コートを脱いで座ったら速攻で「お飲み物は何にしますか?」と聞いてきます。もう慣れたけど、最初は面食らったこのシステム、後日改めて語りたいと思います。

さて、お腹がいっぱいになったので、上の子がパーティーから帰ってくるまで別の公園に移動して更に遊びます。

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英国ではポピュラーな(だった)遊具、日本では見かけないですね。前後にゆらゆら揺らして遊びます

そして上の子が帰ってきたら、公園めぐりをしながら家路に付きます。結局全部で6箇所回りました。朝8時半に出て家に付いたのは夕方5時。天気が良くてとても気持ちの良い1日でした。

子供たちは計画通りグッスリ。日曜日から夏時間なので、寝ている間に時計の調整をこっそりします。日本との時差は8時間になりました。

北京ダックと英国で食べれるAromatic Duckの違い

英国にはAromatic Crispy Duck ("香酥鴨" Heung So Aap)なる物があります。

スーパーでも買えるし、中華レストランにも当然あります。

これは日本人も大好きな北京ダック、という認識だったのですが、実際は何が違うのか知らなかったので、調べてみることにしました。

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アロマティックダックに使われるお肉は北京ダックに比べて、脂肪分が少なく、水分も少ないのでクリスピーに仕上がります。料理方法も違い、アロマティックダックはスパイスで味付けをした後に蒸したものを、最後にクリスピーに揚げます。。。

と、書いてありますが、スーパーで売っているものは(おそらく)下茹でして味付けをしてある物をオーブンで焼くレシピだし、ネットで見つかるレシピはオーブン焼きだったり蒸すだけだったりで、結構自由な感じ。

対して北京ダックはやはりスパイスで味を付けたものをオーブンでローストするのだそうです。まず、さばく所から違うらしく、北京ダックは羽根の下から穴を開け、内蔵を取り出し、棒を差し込みます。

そして特筆すべきは、鳥に空気を入れてふくらませる所です。その理由は皮をパリッと焼くためです。北京ダックという料理はいかにして皮をパリッと仕上げるかが最大のポイントになのですが、皮と肉の間に空気を入れることにより、焼いたときに肉汁が皮に浸み込んでヘニャッとならないようにしてるんですね。

北京ダックは焼き方の違いにより、吊るし焼き(挂炉 コワルー)と言われるタイプと、蒸し焼き( 悶炉 メンルー)といわれるタイプに分かれ、北京ダックでもっとも有名な全聚徳は吊るし焼きを採用しています。

歴史は北京ダックの方が古く、15世紀に遡ります。中国においてはアヒルを直火で焼いた料理を烤鴨(カオヤー、kăoyā)、焼鴨(シャオヤー、shāoyā)といい、烤鴨の起源については、殷の宰相伊尹が湯王に献上した白鳥の炙り焼きを烤鴨の元とする俗説が存在します。 15世紀に明の永楽帝がアヒル料理の盛んな南京から北京に遷都した際に原型となる「叉焼烤鴨」が伝えられ、宮廷料理に採用されたのが最初です。当初は宮廷のみで食されていましたが、次第に民衆の間でも食されるようになりました。

アロマティックダックは北京ダックの変形バージョンなようなもので歴史も浅く、登場したのは20世紀後半です。

英国が発祥ですが、米国でも見かけるそうです。あちらでは薄皮ではなくパンのようなものに挟みます。

英国では食べ方はどちらも同じで(というか、ロンドンあたりじゃないと北京ダックはお目にかかれませんが)、お肉、きゅうり、ネギとホイシンソースを薄皮に撒いて頂きます。日本のホイシンソースは海産物の味ですが、こちらのホイシンソースは変化していて甘い醤油ベース(味噌?)味です。

色々と調べてみた個人的な結論は、一番大きな違いは、空気を入れて皮をパリッとさせるか、最後に揚げてパリッとさせるかの違いだと思います。おそらく北京ダックはお肉の入手先もこだわっているのでしょうけど。。。味付け自体はどちらも似たような味みたいですね。

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だいたいこんな感じでパックに入っています

今日の夕飯は行きつけのスーパーで買ったAromatic Duckです。私は更に手抜きをしてレンジで温めてから最後にオーブントースターでちょっとパリッとさせますが、そもそも皮を食べないので無駄な努力なような。。。

段々と様々な食品の値段が上がっているのですが、このダックもかなり高くなりました。今はこれで900円。前は600円だったのにな。。。

一度は家からオーロラ見てみたい!!

スコットランドではオーロラが見れます。運が良ければイングランドでも見れるのですが、北にあるスコットランド、特にハイランドの方が頻度が高いです。

高いと言ってもこの辺では冬の間に2、3回あるくらいなので、本当に運が良ければ!という感じです。アイスランドやアラスカのようにオーロラで観光客を引き寄せる事は出来ません。

オーロラ

ネス湖に流れ込むネス川のあるインバーネスから(BBCニュースより拝借)

極たまにですが、綺麗に見れる夜があります。6日前にも綺麗なオーロラが見れました。主にスコットランドの北東で見れましたが、南西でも観測できたようです。

私は携帯にオーロラの警告がなるアプをインストールしているのですが、警告がなったのが夜中の11時半頃。もう完全に寝る体制に入っていたので無視して寝ました(笑)。

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我が家は街外れですが、光害があるので見ようと思ったらきっと何処かに移動しないと見れないし。。。寒いねん、眠いねん。

でもこんなに綺麗に見れたんだったら、外に出てみればよかったな。

実は昨日もアプリが夕方6時頃鳴っていたのですが、日出てるし。。。場所の設定はしているのですが、アプリは地理的にカバーしている範囲がどうやらかなり広いようです。

専門家によるとこれから太陽の活動が活発化するので、これから数年はオーロラが見れるチャンスが増すでしょうとのことです。

何故なのか、分からなかったので調べてみました。

オーロラを起こすもとになるのは、太陽からの「太陽風」というものです。
太陽風というのは、太陽の表面でときどき起こる大きな爆発のとき、太陽から飛び出してくる電子や陽子というものが、まるで風のように地球におしよせてくることをいいます。この太陽風が、北極や南極上空の酸素や窒素などの原子を刺激して光を出します。

これがオーロラなのです。

なるほど。この太陽風がこれから数年は沢山起こるからオーロラ頻度も上がるという予測なのですね。

オーロラも見たいけど、皆既日食も見てみたいです。5年位前に私の住んでいる地域では皆既日食が見れる日がありました。日食観測用の眼鏡も用意して楽しみにしていたのに、その日はあいにく曇り。。。非常にガッカリしました。

南の方の友達は部分的にかけた太陽の写真をフェイスブックにアップしていたのに、完全に隠れるはずのこっちは曇り。。。いつになるか次回に期待です!!

5月16日の明け方に皆既月食があるようです。頑張って起きてみようかな。